梅雨の時期に体のだるさを感じたことはありませんか?このだるさは「梅雨だる」といい、多くの人が不快感を覚えるでしょう。湿度が高くジメジメした日々に、体はどう反応しているのでしょうか。
この記事では、「梅雨だる」の原因を探り、その解消法についてお伝えします。梅雨だるを感じている方は、ここで紹介する対策をぜひ実践してください。梅雨を快適に過ごしましょう!
梅雨だるの解消法6選
梅雨だるの解消法として、簡単に取り入れられる行動には以下のようなものがあります。
- 朝起きたらカーテンを開けて深呼吸
- ぬるめのお風呂に浸かる
- 家の中でストレッチやヨガを少しだけやってみる
- 暑すぎず涼しすぎない服装を意識する
この他にも様々な解消法があります。
1.自律神経を整える
梅雨だるを解消するには、自律神経を整えることが重要です。朝起きたらまずカーテンを開けて日光を浴びましょう。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。また、軽いストレッチや深呼吸を取り入れることも効果的です。深呼吸をすることで副交感神経が活性化し、心身ともにリラックスできます。ストレッチは血流を促進し、体のだるさを和らげるのに役立ちます。
他にもお湯に浸かることで自律神経を整えることができます。お湯の温度は38~39℃のぬるま湯がおすすめです。肩までしっかり浸かり、入浴時間は15分程度を目安にして下さい。体がリラックス状態になる副交感神経が優位になります。
注意が必要なのはお湯の温度で、42℃以上にしてしまうと興奮状態になる交感神経が刺激されてしまうため、逆効果になってしまいます。少し寒いなと思う日であっても、特に寝る直前などはあまり熱すぎるお湯には浸からないように気をつけましょう。
2.湿気対策をする
室内の湿度を40~60%に保つことで、快適に過ごしやすくなります。除湿機やエアコンを上手に活用し、湿気をコントロールしましょう。また、衣類や寝具を清潔に保つことも重要です。湿気が多い時期はカビやダニが繁殖しやすいため、定期的に乾燥させる習慣をつけると安心です。これらの対策を取り入れることで、ジメジメした梅雨でも心地よく過ごせるでしょう。
3.水分と栄養
体に余計な水分が溜まってしまっていることが多いので、水分の排出を促してくれるカリウムが含まれた、「バナナ」や「納豆」「ほうれん草」や、内蔵の動きを助ける「しょうが」や「ニンニク」などを積極的に食べるように心がけましょう。
ドリンクはカリウムが含まれている緑茶がオススメ。冷たいものは内臓の動きを鈍くしてしまうので、暑いからと冷たいものを選ばずにできるだけ温かいものを飲むのがオススメです。
4.適度な運動を取り入れる
雨の日でも、家の中でできるヨガや軽い筋トレがおすすめです。首周りのコリをほぐすことで自律神経を整える効果が期待できるので、首周りのストレッチは積極的に取り入れましょう。しっかりと体を動かしたい方はスクワットもいいでしょう。基礎代謝があがりますし、家事の合間のちょっとしたスキマ時間にも取り入れることができます。いずれも激しい運動ではないので、隣近所への影響も少ないでしょう。これらの運動は血流を促進し、体のだるさを軽減する効果があります。
また、雨が止んだタイミングを見計らって短時間の散歩をするのも良い方法です。外の空気を吸い、軽く体を動かすことで気分転換になり、リフレッシュできます。無理なく続けられる運動を日常に取り入れてみてください。
5.良質な睡眠を確保する
寝る前にリラックスする習慣を取り入れましょう。お風呂にゆっくり浸かって体を温めたり、アロマを活用して心を落ち着けると、深い眠りにつながります。
また、梅雨の寝苦しさは主に湿度が関係してきます。理想的な寝室の湿度は50~60%。エアコンに除湿モードがある場合はそちらを利用しましょう。
寝具を工夫することも快眠のポイントです。吸湿性の良いリネンやコットン素材の寝具を選ぶと、湿気の多い梅雨でも快適に眠れます。これらの工夫を取り入れて、質の良い睡眠を手に入れ、梅雨のだるさを乗り切りましょう。
6.心のケア
梅雨だるを解消するには、心のケアも大切です。雨の日はお気に入りのカフェでゆっくり過ごしたり、ゲームや読書などの趣味に没頭して心をリフレッシュしましょう。好きなことを楽しむ時間を作ることで、気分転換になり、ストレスも軽減されます。また、ラベンダーやミントなどのハーブやアロマを活用するのも効果的です。心を落ち着ける香りがリラックスを促し、梅雨特有の憂鬱な気分を和らげてくれます。
梅雨だるの原因
梅雨だるの原因としては主に以下の3つが関わっていると考えられます。
- 不快指数
- 気圧の変動
- 気温の変化
これらの原因をそれぞれ確認してみましょう。
不快指数と体への影響
不快指数とは蒸し暑さを表す指数のことで、日本気象協会 tenki.jp【公式】 では毎年4月頃から不快指数を更新してくれます。
この数値が70以上になってくると気温と湿度による不快感を感じ始める人がでてきて、80以上では全員が、85以上だと暑くてたまらない、といった状態になります。
不快指数が高いと熱がこもりやすくなり体が熱を放出しにくくなります。汗をかけず、その結果、体温調整がうまくいかなくなります。
また汗をかけないということは体に余計な水分が溜まってしまい、体のむくみにも繋がります。
さらに、高湿度は睡眠の質にも影響を及ぼし、しっかりと休息を取れないことで日中の疲れが取れにくくなったり、集中力が低下したりすることがあります。
気圧の変動と体への不調
梅雨の時期は気圧が不安定になりがちで、この気圧の変動によっても体調不良を感じることがあります。
突然の気圧の低下は自律神経を乱してしまい、頭痛や目まい、耳鳴り、眠気などの症状を引き起こすことがあるのです。また、気圧の変動は精神的な不調を引き起こすこともあるため、気分が落ち込んだり、不安が募ることも珍しくありません。
気温の変化
梅雨の時期は毎日不快指数が高いとは限りません。雨によって温度が下がったりカラッと晴れて急激に暖かくなったりと気温の変化も激しくなります。
気温の変化に体がついて行かず、風邪っぽさを感じることもあるでしょう。
まとめ
梅雨だるの解消法としては、朝起きたらカーテンを開ける・ぬるめのお風呂に浸かるなどで自律神経を整え、家の中でストレッチやヨガを行ってみると良いでしょう。
梅雨だるの原因としては、不快指数や気圧の変動が関係しています。不快指数が高くなることで体温調節がうまくいかなかったり、体がむくみんだりすることがあるでしょう。また、気圧の変化によって頭痛やめまいが発生する可能性があるので注意が必要です。
少しでも体調に変化を感じた場合は梅雨だるの可能性があります。解消法を実践して快適に梅雨を過ごしましょう。